よこむむの電子工作記

電子工作や修理日誌です

PCエンジンDUOジャンク品からのフルメンテナンス~その1~

私はPC Engine DUOを所有しているのですが、もう一台自分用として実験用のものを入手することにしました。

主にRGB出力追加の実験をするのが目的です。

従来は、PCE専用のRGB MODを使っていたのですが、これが高価な上に最近は入手しづらくなりました。SNES用のRGB化キットは輸入通販サイトで入手できるようなのですが、流用するにしても、やはり高価なのがネックです。そこで、自作したMODを組み込むのがゴールです。

RGB MODの例

ということで、まずはオークションでジャンク品のPCエンジンDUO本体を落札してきました。DUOはやはり、まだ結構なお値段で取引されていますね。

長期保管品でしょうか。何しろ汚れがひどい。

また、ジャンク品ということですので、動作は未確認です。「CD読み込まず」とのコメントのみあり。

 

ところが、試しに電源を入れてみると起動画面は表示され、手持ちのソフトを入れてRUNボタンを押してみたところ、読み込みは遅いのですが、ほぼ正常に動作しました。音声は内蔵音源(Huカード)、CD-DAADPCMともに両チャンネルとも正常に出力されます。例によってヘッドホンは常に音量MAXですが。致命的な基板の傷みは無さそうですので、メンテナンスは簡単そうです。

 

まずは、外装のクリーニングから実施することにしました。

 

クリーニングのため、まずはカバーを取り外します。

そして消毒用エタノール(IPA)で外装を拭いてみます。 結構いい感じになりました。

次に気になるHuカードの挿入部を清掃してみます。 まずはブロワーでホコリを吹き飛ばします。

まだ汚れは残っているようですので、IPAで洗ってみます。 化粧用携帯スプレーでIPAを吹き付け、ブラシで磨きます。

Huカードのカバーも同じく洗います。 結構いい感じになりました。

次に仕上げとして、クレポリメイトを使ってしつこい汚れの除去やUV保護とツヤ出しを行います。

どうしても除けない汚れ?はありますが、ツヤッツヤの新品のようになりました。

テンションが上がり、気分だけはもうメンテナンス完了です。

 

ですが、やはり30年も前に製造された物。引き続き使うためには基板のメンテナンスは必要です。

 

いよいよ基板のメンテナンスを行います。

次の記事へ続きます。

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