このところ忙しくて遅寝、早起きだったのですが、珍しく深夜に目が覚めてしまいました。そこで、多少は眠くなるかなと思い、Chat GPTに無理難題を吹っかけて遊んでみました。案外、話題になった数学のエルデシュ問題1196番とやらのように証明できちゃったりするのを期待したりしなかったり。
「反重力装置はどのような仕組みですか?」
Chat GPTの答えはあっさり。
現在知られている物理法則では、SF的な「重力を遮断する/反発する反重力装置」は作れません。
嫌われるかなと思ったのですが、突っ込んでみる。
「反動や回転を利用した反重力装置は作れますか?」
答え:運動量保存則が核にあり、反動や回転だけで浮き続ける反重力装置は作れません(意訳)。
その後も何度もプロンプトを投げてみたのですが、現在の物理法則だけでは反重力装置を作ることは不可能と思われ。
そこで、アインシュタインの相対性理論より、重力場に波の性質があるのであれば、発振器と増幅器(レンズやアンテナ)があれば第一段階として重力場を作れるのではないかと考え(すでにネジが外れ掛かってる)、
「重力波を生成する装置はどのような仕組みですか?」
答え:四重極モーメントの変化を利用します(意訳)。
ムムッ、どこかで聞いたことのある言葉が(物理の授業か?)。
そもそも重力波というものは、何か質量があるものを動かすと極微小なり発生するもので、効率よく発生するためには四重極モーメントの変化を利用するのが良いだろうと言っているようです。
四重極変化の典型的な例は、次の図のように宇宙空間で2つのブラックホールが(合体直前に)高速に公転する例で、強い重力波が発生し、遠くまで伝わるということです。

それを人工的に再現させるとしたら、ダンベルのように重りが両端に付いた棒を回転させると、理論的には極超微小ながら重力波は発生します。概念図を示します。

このとき、重力波は時空のゆがみとして装置の回転軸と垂直な方向へと伝わっていきます。
そして更に、この重力波を収束し、任意の方向へ放射するために、次の図で示す収束・放射システムを用います。

※もっともらしく書いていますが、この程度の装置では重力波強度は絶望的に小さい(=無いのと同じ)のと、重力波は物質を容易に貫通する性質があり、仮に収束できたとしても物質を浮遊させるのは絶望的ではないかということです。
そもそも、重力場は電波や磁場のように正負の性質は無いのが通説で、常に引力のみということなので、反重力という言葉自体がおかしいということになります。
要は、重力波は簡単に作り出せるが、物体を浮遊させるには現代の技術では不可能(と言える)ということです。
ラピュタ人が結晶化が困難な飛行石の結晶を科学技術で作り出したように、いつかは人類が重力波を制し、反重力装置を作り出す日が来るのでしょうか。
…と、そんなことを考えているうちに朝になってしまったのでした(どうしてくれるー)。